学童クラブの今後のあり方 その2

2004年3月4日 23時10分 | カテゴリー: 活動報告

一般質問より

 活動報告の時系列が入り乱れてしまいますが、2月18日の水谷の一般質問の概略の続きです。
 「学童クラブの今後のあり方について」という項目でしたが、今回は主に障がい児の受け入れに関する質問をしました。

 豊島区の学童クラブには、「障害児の入会規定」があります。
その規定が2月1日に変更されるという情報があり、調べてみると確かに幾つかの変更点がありました。

 保護者の方たちが一番不安に思った点は、これまで定員がありながらも若干の枠を超えた数の子どもを受け入れていたものが、これからは厳密に定員を守る、というところでした。
 
 担当課に問い合わせたところ、
 ・これまでは「定員2名」としながらも「特別に区長が認めた場合」という項目があったため、児童館の中で障がい児の数に偏りが出ている。
 ・障がい児は2名につき職員一人の配置が原則だが、実際には一人に一人出ないと対応が難しい。そこへ3人も4人も障がい児が入会している児童館では職員がその分だけ多く配置されることになる。
 ・障がい児と一言で言ってもいろいろなタイプの子どもたちがいて、大勢の子どもの中にいることが苦痛な子もいるのではないか、など入会にあたっての審査に一定の基準(極端に多動、また混合教育になじまないなど)を設けたことも今回の変更点でした。

 障がいのあるなしに関わらず一緒にすごす、という「インクルージョン教育」の推進を政策に掲げて活動している生活者ネットワークとしては、今回の要綱の変更は、児童福祉の後退ではないかと考えました。
 
 そして、これが「条例」でなく「要綱」であるため、議会での承認なくして変更できるという点でも、万が一、サービスを区民の望まない方向へとひっそりと変更されても誰も気がつかない、という危険性も否めません。

 豊島区は全ての小学校に心障学級があるのではないことと、養護学校に通っている子どももいることで、障がい児の地域によるバラつきはあるでしょう。
 担当課では、豊島区全体としてみれば定員内でまかなえる、との答えでしたが、それは主体である子どもたちや保護者にとって、通用する理屈ではないでしょう。

 水谷は質問の中で、この変更に関して事前に保護者への説明会等を行ったかを尋ねたところ、
”基本的な部分は変わらないので、特に説明会の必要性を感じなかった”、という明らかに「説明責任」を放棄している姿が見えました。
 
 きっちり説明をして、区民の意見を取り入れる余地があってこそ、区長がいつも言っている「透明性の高い」「区民との協働」の区政の運営が可能になるのではないでしょうか。
 
 最近ではどこの自治体でもパブリックコメントを求めることが多くなって、まるである種の流行のように感じることがあります。
 本当に区民の望んでいること、使いたいサービスは何なのか、区民と行政のどちらも一方的に意見を言いっぱなしにするのではなく、しっかりと意見のやり取りをすることが肝要だと考えています。