全児童クラブとは

2004年3月9日 22時33分 | カテゴリー: 活動報告

「地域区民ひろば構想」の中の小学生の居場所

 これまで何度か子ども達の居場所についての話題をしてきましたが、気が付かないうちに前提省略をしてしまっていたかもしれません。
 きょうはもう一度、区長の考える「子ども達の居場所」について私なりに整理をしてみます。このHPを読んでくださっている、豊島区の事情に詳しい方、もし私の理解が違っておりましたら、どうぞ正しい解釈を伝授してください。

 「全児童クラブ」とはその名前が示すように、小学生たちの放課後の居場所です。
構想では、この「全児童クラブ」を小学校の中、もしくは隣接、近接した場所に設け、そこの小学校に通う子どもの他、国立や私立やまたは外国人学校に通っている子どもも、「登録制」で遊びに来ることが出来ます。登録制にするのは、「ゆるやかな見守り」をするためだそうで、”A君はこの曜日はお稽古に行くので来ないな”とか”Bちゃんが行方不明になったかも”と探すためだとか?

 そしてこれまでの校庭開放と大きく違う点は、ランドセルをそこに置いたまま遊べることです。
これまで理想の(?)小学生とは、学校が終わって家に帰って、「ただいま!」「お帰りなさい!おやつあるわよ。」「遊びに行くなら宿題をやってからね。」などのやり取りを家の人とした後に、遊びに行きました。

 でも現在では、まず家には誰もいない、通う学校が選択制になって家から近いとは限らない、公立学校が週5日制になって平日の終業時間が遅い上、塾通いなどがあるため遊べる時間が限られる、などの理由から、外で友達と遊ばず、家の中でゲームなどをして過ごす傾向が多く見られるとのことです。

 全区的な「全児童クラブ」の実現には様々な解決すべき課題がありますが、それはさておくとして、ここで過ごす子どもを「一般児童」と呼びます。一般児童は全児童クラブの利用料は無料です。
 「一般児童」と区別されるものに、「学童クラブ児童」があります。
 学童クラブは、「育成室」と呼ばれることもありますが、保育園の延長のようなもので保護者が就労などの理由で放課後の児童の”保育に欠ける”場合に限り、単年度ごとの審査の上、「利用料」を払って夕方6時まで預かってもらう仕組みです。
 豊島区では通常は3年生までが対象です。定員制なので、場所によっては学年が上がって入会を断られる場合も出てきます。

 「全児童クラブ」構想の中では、学童クラブ児童だけが入れる専用室(コア・スペース)を用意して、学童クラブ児童はそこで宿題をやったり、おやつを食べたりする、としています。
しかし現時点で、小学校に空き教室はゼロですが・・

 一般児童と学童クラブ児童が一緒に遊んでいるのに、時間になったら学童の子達だけが別の場所に行っておやつを食べるのは不自然だとして、希望者には有料でおやつを出したい、という構想がありますが、教育委員会と折衝中との事です。

 いろいろと課題は山積みですが、もちろん理想的な面もたくさんあります。子どもがあちこち移動しなくても済むのでその分安全です。
 利用する人たちの側の視点をもとに、できるだけ区民と共に事業の運営を進めることが一番大切だと考えています。