高校生のディベート大会

2004年9月11日 21時29分 | カテゴリー: 活動報告

 制定に向けての検討を進めている「子どもの権利条例」の一環として、今日は高校生によるディベート大会が開かれました。豊島区内の4つの高校が5人ずつの生徒を出して、2校ずつ戦いました。

 ディベートは、個人の主義や主張に関係なく、肯定側と否定側に分かれて、どちらがルールをきちんと守った上で、説得力があるかによって、勝ち負けを競うものです。ですから、どちらが正しい、ということを判定するのではありません。

 お題の1番目、「日本は選挙権を18歳に引き下げるべきである」は、肯定側が豊島岡女子学園高等学校、否定側が立教池袋高等学校、2番目の「日本は子どものインターネット利用を制限すべきである」では肯定側が城西大学付属城西高等学校、否定側が都立豊島高校でした。

 この大会は今回が2回目で、これらの高校からは去年も参加がありました。

 目的としては、高校生がどこまで「理論的に」相手を「説得」できるか、ということですが、大変に興味深い3時間でした。

 事前に「立論」の部分は相手方に送っているようですが、今日になって若干の変更があったり、また質問が反駁めいていたりとルールを守ることの難しさも感じました。

 ディベートの面白いところは、自分が本当にそう思っていないことでもきちんと筋道を立てて相手を説得しようとするその手法にあると思っています。
 その手法はある種の訓練が必要ですので、以前にもこのページで書きましたが、小さいうちからその練習を学校などの教育の場ですべきだと思います。

 去年、私の下の息子の中学校でディベート大会があり、題は「頭が良い方が得か、体が丈夫な方が得か」で、(題の良し悪しは別として)彼は「体が丈夫な」側で、始まる前は「これは不利だ」と言いながらもおそらく身振り手振りなどの作戦も交えたのでしょう、見事に勝って来たことがありました。

 「子どもの権利条約」では、子どもとは18歳までとしていますが、いくつの子であっても、その意見を表明する場を保証されて、その意見を尊重されるべきだと思います。
 子どもがおなかにいるときは、母親としては、自分の一部のように思いがちですが、最初から別の人格、人間です。どんなに幼くても、「無能力」ということはありえません。
 子どもには子どもの視点があるはずです。
 
 豊島区で検討中の「子どもの権利条例」は、すでに条文の検討段階に入っています。
 条例が出来ても何も変わらない、ということのないような、実効性のあるものができることを期待しています。