お祭りと子どもたち

2004年9月13日 09時16分 | カテゴリー: 活動報告

 秋祭りの季節になりました。
週末になると、あちこちでお祭りが開かれています。

 子どもたちにとって、お祭りというものは1大イベントのようで、女の子(中高生)は浴衣を着てお化粧して、と大変な気合がはいります。 在学中の子どもはもちろん、地元の学校を卒業した子どもたちの集まる場所でもあるようです。

 子どもたちにとって盛り上がるのは、繁華街の池袋西口で3日間にわたり開かれる大規模な「ふくろ祭り」より、いわゆる昔ながらの屋台が立ち並ぶ、近くの神社のお祭りです。水谷の所属町会は「ふくろ祭り」の方ですがこちらのメインはおみこしで、子ども相手のゲームやお店も町会などの主催という少々性格が違うものになっています。

 子どもたちが押しかけるお祭りでは、PTAも大変です。保護者も先生も子どもたちが危ないことにならないように、パトロールと声かけをするのです。 声かけとは、帰宅を促すのです。 子どもたちはお祭りを「特別の日」と定めているらしく、いつもは門限があるのでしょうが、あちこちで「深夜徘徊」「たむろ」する姿が見られます。

 昨日は去年中学校を卒業した下の息子が、友人に誘われてお祭りに行ってきました。彼は9時過ぎには戻ってきましたが、その時間から行く人の方が多いくらいだ、と驚いていました。去年も、お祭りからの帰宅時間が12時を過ぎた女の子の話なども耳にして、危ないことに巻き込まれるのではないか、と心配になりました。

 「子どもの権利」の視点から考えてみたとき、国が批准している「子どもの権利条約」の第12条では「子どもの意見の尊重」が、第31条で「休息・余暇・遊び・文化的・芸術的生活への参加」が保障されているわけです。
 しかし、だからといって「お祭りに行きたい」「ずっと友達と夜まで話したい」という子どもの意見を、そっくりそのまま認めることにはならないと思います。この辺が「子どもの権利を保障すること」と「子どものわがままを認めること」の違うところだと思っています。
 子どもたちが「楽しいからいつまでも帰って来ない」ことに対して、どういう対応をとるかどうかは、本当に難しい問題です。それこそ各家庭で考えも違うでしょう。子どもによっても違うでしょう。

 第3条の「子どもの最善の利益」を保障するためには、まず子どもを危険から守る必要があります。深夜に戸外にいること、遅くまで起きていることで弊害が出ることもあるでしょう。
 
 理想論かもしれませんが、子どもとの関係はやはり話し合いが重要だと思っています。話し合えば万事解決とは言いませんが、どちらかが一方的に考えを押し付けるのではなく、意見を言い合うことで、双方の妥協点を見つけることができることもある、くらいには思います。

 子どものことは本当に難しい。何が良くて何がよくないかなどと簡単に決めることは出来ません。とりあえず大人も子どもも、周りをよく見て、情報を収集して、考え、意見を出し合う努力をしてみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。