元気に歳を重ねたい

2004年9月19日 11時23分 | カテゴリー: 活動報告

「NO!寝たきりデー」シンポジウムへ

 昨日、市民福祉サポートセンター主催の上記の会へ出席しました。今回で15回目の開催だそうで、「市民発!介護予防」というサブタイトルがついていました。午前中は、東久留米市の行政マンより、見直しの時期に来ている「介護保険」についてのコメントを聞き、午後は市民、自治体からのゲストによるパネルディスカッションでした。

 国の方針として出されている「介護予防」事業は、増え続ける介護給付をいかに削減するかが発想の元になっているように思えますが、介護度が軽くなることは、誰にとっても「望ましいこと」であることは確かです。
 高齢者の筋肉や気力が衰えていくスピードの速さには本当に驚きます。3ヶ月で全然様子が変わってしまいます。いかに進ませないか、また軽減するかは、研究の余地があります。
 
 シンポジウムでも何人かの人が言っておられましたが、社会や家庭であてにされる、役割があること、が本人にとって大変励みになることだと思います。

 例えば、高齢者がディサービスを利用するばかりでなく、自分もそこで出来ることを見つけていくことは毎日の生活に適度な緊張感を与え、ひいては「介護予防」になります。80代の女性が看護師として期待されるうちに、最初は杖をついて歩いていたのに、今では歩くのに杖は要らなくなって、背中に回して体操の道具として使っていると、いうお話を大変ほほえましく拝聴しました。
 定年後に自ら、デイサービスを始められた男性は「高齢者は体力こそ低下しても知的レベルや、好奇心は変わらない」とおっしゃっていました。そして、お手玉や折り紙でなく、マージャンや囲碁将棋、またパソコン講習などを始めたら、男性の利用者が驚くほど増えたそうです。自分が利用したいと思うサービスを提供することが、まさに「利用者のニーズに合致」しているのでしょう。

 豊島区長崎に「元気!ながさきの会」という高齢者クラブがあり、パソコンや料理、旅行など、脳を鍛えるといわれる10種類以上の教室を開いています。
 先生もほとんどが高齢者です。モデル事業の検証から、2年間痴呆症の発症を遅らせると、1人あたりの介護・医療費が500万円削減できる、という試算があるそうですから、ある程度の予算をかけても、全体としては財政効果が期待できます。

 住み慣れたまちで、自分らしく暮らしていくために、行政サービスに期待することももちろんですが、ただ待っているのではなく、欲しいものは自分たちで作ってしまう、そんな気持ちがあちこちで広がると、まちの活性化にもつながるのではないでしょうか。