ハコモノ行政?

2005年5月22日 23時41分 | カテゴリー: 活動報告

 今日は私用で松本まで行ってきました。
 大きな反対をものともせずに建設された、「まつもと市民芸術館」でのちょっとした演奏会を聴いてきました。

 去年から、ここの大ホールではサイトウ記念フェスティバルや、オペラなども上演されていますが、多額の税金を投入しての建設が、どれだけ市民に還元されているのでしょうか?

 もちろん私は松本市民ではありませんし、他の自治体の政策をどうこう言えるほどの研究者ではありません。でも、噂に聞くだけだったその建物に初めて行ってみて感じたことはいろいろありました。
 確かに松本駅からの徒歩圏という立地は素晴らしい。
でも費用対効果の点から言ってペイしているとはとても思えません。

 おそらくユニバーサルデザインにも考慮していることはわかります。小ホールは2階にあって、もちろんエレベーター(眺めが良い)はあります。
でも階段の脇にある、動く歩道のようなものは一体何なのでしょうか?
床はゴツゴツ、勾配はイヤにきつく(階段と同じ)、そして動くのが早い。降りるときなど転びそうになりました。これでは歩くどころか、ほとんど怖い。

 トイレについては、ユニバーサルではありえません。
ここに限らず、オムツを替える「台」を設置すればよいというものではありません。パタンと引っ張り出すタイプのものでは、高さもあるので、単純にオムツを替えるだけならば問題がないように思えますが、身体が不安定な子どもをそこに乗せておくことは危険すぎるので、自分で体を支えられない子どもを連れたお母さんはトイレに行くこともできませんし、そこでオムツを替えることも大変な作業になります。

 どこの自治体でも財政は厳しいことでは同じです。「未曾有の」財政難の豊島区でも、何もしなければ、もっともっと不活性になり、落ち込んでしまう、という区長の考え方が絶対に間違っている、とは思いません。でも、やはり”何かを作ること”で活性化できる、という時代はとうに過ぎていて、これからは本当の「市民自治」を進めていくことで、町の建て直しができると思うのですが、いかがでしょうか?

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