とても素敵な絵があった

2006年8月1日 00時37分 | カテゴリー: 委員会など

区民厚生委員会視察

 7月も最後の今日は、区民厚生委員会で区内の知的障害者授産施設に視察に行きました。
 現在区内には、区立の実習所や作業所が4箇所、社旗福祉法人の経営するものが2箇所の合計6箇所の施設があります。

 そのうち、まず社会福祉法人が経営する、「いけぶくろ茜の里」と「区立駒込生活実習所&福祉作業所」へ行きました。

 生活実習所と福祉作業所とは何が違うのかというと、大まかに言えば生活実習所は、障がいのある方が、心豊か生活できるように支援する場所、福祉作業所とは、就職の困難な障がいを持つ人に、自立に必要な訓練を行い、作業を提供することで、自立の援助をする場所だと理解しています。

 駒込と目白にある、区立の施設に指定管理者制度が導入されることになり、その前に一度しっかり見てこよう、ということでの視察だったと記憶しています。

 最初に行った、茜の里では、パンやケーキを焼いて販売したり喫茶店を営業したり、とこれまで作業所の仕事として一番ポピュラーな「清掃」以外の事業も大々的に展開しています。ここのパンは近隣にもとても人気があり、私も買いに行ったことがありますが、すぐに売り切れになってしまいます。
 といっても、施設長もおっしゃっていましたが、”清掃は何の作業をするにしても一番の基本”だそうで、その言葉のとおり、開所して1年以上経ちますが、床も壁も鏡もぴかぴかに磨かれていて感心しました。

 写真は、駒込の施設に飾られていたものです。小さくてよくわからないかもしれませんが、色使いといい、構成といい、見るものをひきつける素晴らしい作品です。(一緒に写っているのは、河野たえこ議員(真ん中)と福原保子議員(右側)です)

 この絵を描いたのは、強度の自閉がある20代後半の男性だそうですが、「豊島の山下清」として知る人ぞ知る方だそうです。
いつも絵を描いてくれるわけではないとのことですが、もっと他の絵も見てみたい!と強く思うほどの作品でした。
 
 どこの施設でも、毎日一生懸命働いても工賃は、月に1万円程度だと聞いています。それなのに、4月から始まった障害者自立支援法によって、サービスの一割の利用者負担が発生するようになりました。それによっていくら作業をして工賃を得ても、利用料を支払うとお金が明日残るどころか、持ち出しになる、という非常に不条理な仕組みになってしまいました。

 だからといって、家に閉じこもっていたのでは、自立の道が遠ざかってしまうことになります。”肥満の人が大変多いことが悩み”はどこの施設でも同様だそうで、家でずっと座っていたら、体にもよくありません。

 法律を決めるのは国であっても、自治体にできることはあるはず、とは以前にも書きました。他の自治体の例も参考にしながら、何でもかんでも削減する、というの政策を進められたら、と思いました。