区長は実は芸達者?

2007年9月10日 19時48分 | カテゴリー: 文化も大事

あうるすぽっとオープニング式典

 今日は、あうるすぽっと(舞台芸術交流センター)の会館記念式典でした。

 予想外に来館者が多く、席に座れずホワイエのモニターで式典を見ることになった方たちもたくさんいらっしゃいまして、大変お気の毒でした。
 でも、ふと客席を見廻すと、区の幹部職員の方たちがたくさん真ん中の席に座っていて、私の隣の区民の方からお叱りを受けてしまいました。

 式典には、こけら落とし公演に出演される女優さん4人(大方斐紗子さん、竹下景子さん、久世星佳さん、佐久間良子さん)の他、演出、脚本の方たちがおいでになり、代表して佐久間良子さんが挨拶をされました。
 第2部では、名誉区民で人間国宝の野村萬氏による狂言「三番叟」が演じられました。(写真は、そのあとの懇親会で挨拶される野村萬氏)小柄な方ですが、その体から醸しだされるオーラには文字通り圧倒されました。
 そのあとの「梟山伏」には驚かされました。
この話は、山にでかけて梟の巣を落としてしまったとやらで、物の怪につかれた伯父のために山伏に祈祷を上げてもらおうとすると、不思議なことに、物の怪は去るどころか、どんどんみんなに伝染する、というお話です。

 この狂言は何度も観たことがあったのですが、祈祷を頼む若者が、「私の伯父をご存知か?」と山伏に尋ねると「伯父、あぁ、ゆきおじゃな」のようなことを言ったので、あれっ?(でも会場はざわめかない・・)なんども「ゆきお」「ゆきお」と連発し、いよいよ「梟がついている」伯父が連れてこられると、さすがに皆さん気がついて大うけ。そうです。その「ゆきお」は「高野之夫」豊島区長だったのです。

 そして祈祷をあげられるのに合わせて、からだを梟のように震わせ、「ほ~っ!」と叫ぶのです。迫真の演技で椅子から落ちそうになったり、長袴でよろよろされたりと、はらはらしました。
 きっとずいぶん練習されたのでしょう。大変素晴らしい「梟」の演技でした。野村萬さんのご子息の万蔵さんとの共演でしたが、区長自ら、ふくろう(あうる)をこの場所から発信し、拡げていく、という意味で、なかなかのアピール度だと感じました。

 2枚目の写真は、懇親会でのアンサンブル演奏です。この前にはホワイエにおいてあるピアノでの演奏もありました。
 杮落とし公演は、4つあります。まだチケットも残っているようですので、どうぞ皆さま東池袋にお越し下さい。