「鳥取方式」芝生はこんなにすごい!

2007年12月19日 23時08分 | カテゴリー: 環境を守る/よくする

芝生でなくても雑草でいい

 遅くなりましたが、鳥取での報告を少しします。
写真の1枚目、着膨れの私と一緒に移っているのが、「鳥取方式」の芝生を熱い思いで進めているニール・スミスさんです。ニュージーランド出身の元ラガーマン。なんて大きいんでしょう。
 場所は、幼稚園の園庭です。余ったお金で芝生を寄付したところ、子どもたちの遊び方がそれまでとは全く変わって、外に出るようになって、団体遊びが多くなった、と園長先生はおっしゃっていました。ニールさんは子どもたちに大人気!で、「ニールさん、ニールさん!」と子どもたちに呼ばれまくって、次々に子どもたちをおんぶしたりとヘトヘトでした。

 次の写真は、湖山池(日本1の大きさの池)のそばのいわゆる雑草地帯です。「鳥取方式」のポット苗の芝を植えているわけではなく、いろいろな植物が池の近くに自生している場所です。
 ここは鳥取市が管理して年に2回の芝刈りをしているそうですが、そんな管理ではどんどん土地が荒れてしまうことを危惧したニールさんが、”もっと頻繁に芝刈りをするだけで土地が見違えるようになる”、と提案しても、まったくラチがあかなかったそうでした。
 それでは、と”勝手に芝刈り機を持ってきてここだけを刈っています。その結果がこれです。これは鳥取市に対しての嫌がらせですよ”との言葉通り。芝刈りをすることで、短い丈に適した植物だけが元気に生えてくる、逆に、刈らずにいると、丈が長くなった植物のそばには影ができて、日当たりが悪いのが好きな植物がどんどん増えてくるそうで、まさに、コケや何やらぬめぬめした昆布のようなものが至る所に生えていました。はっきり言って気持ちが悪い。

 鳥取は今の時期、毎日雨が降るそうです(実感)。ニールさんが芝刈りをしている部分(2枚目の写真)は、水溜りができるどころか、シートを敷いてピクニックランチをしようかと思うほどの快適さ。一方の芝刈りを滅多にしない部分(こちらがほとんど)は、びしょびしょで、歩きたくもないような状況でした(3枚目の写真)。同じ場所でのこれだけの違いがあることには、本当にびっくりしました。

 鳥取の芝生については、議会での一般質問に際して、それなりに勉強してきたつもりでしたし、今回連れて行っていただいた場所についても事前知識がありました。それでも、「芝刈りの重要性」については今回の視察で初めて知り、自分の目で確かめることができたことは、大変大きな収穫でした。
 ニールさん、そして鳥取大学の中野教授(日本芝草学会の大家)、今回は本当にお世話になりました。これをもとに、ますます研究を進め、粘り強く提案をしていきたい、との思いを強くしました。

 私が一般質問の中で「鳥取方式ならば1平米100円くらいで芝生が植えられる」という部分に対して、特別職の職員から、まるで”嘘つき”呼ばわりをされたのですが、この100円というのは、造園業者が作った苗でも、ということを改めて聞くことができました。自分たちで芝生を作れば”8円”だそうです。
 あの発言には正直傷つきました。こちらも調べているんですから。