都市は農村との相互補完によって、初めて機能する

2008年2月9日 12時08分 | カテゴリー: 豊島ネットでの活動

東京ネット、新春のつどい

 昨日は、東京・生活者ネットワークの「新春のつどい」でした。
 1部は内山節氏による「政治の否定・政治の創造-現代政治への関わり方」と題した講演会でした。

 内山節氏は、私の修了した立教大学大学院の別の学科「異文化コミュニケーション学科」の特任教授です。1年の半分を群馬県の上野村で畑などをしながら生活されています。大学院でも上野村で農作業などをする企画もあったように記憶しています。

 集落には昔から自治組織がとてもしっかりしていて、行政に頼らない活動をしている。みんなでとことん協議してみんなが納得する方法を考えているとのことでした。
 雪が多いので融雪剤が必需品ですが、あまり薬を使いたくないので間伐を少し強くして太陽が当たりやすくするなどの工夫をみなでしているそうです。

 現代では、それぞれが持っている個別の課題と投票行動に乖離があり、投票が終わるともう関心がなくなってしまう。上野村では90%以上の投票率は当たり前、というのにはびっくりしました。(昨年の統一選では91.62%、トップ当選の人が150票、最下位が84票)
 集落自治と村の自治が二人三脚で、絶えず行政をチェックしているというのも伺えます。しかし人口が1500人ちょっとで議員定数が10人、とは信じられない多さです。高齢化率が36%超というのは大変そうです。

 内山先生が「市民自治を進めようとする人たちが増えてくれば、”より良い社会ができる”と言いたい所でしょうが、”荒廃していく社会のスピードを少しは緩めることができるのでは」とお話されたのには一同苦笑しました。

 上野村のお話は以前にも聞いたことがありましたが、何度聞いても興味深いです。絶えず自然を見ていれば自然の問題が捉えられる、ということにも真実だと思います。
 上野村を一度訪ねてみたくなりました。