住民が”緩慢な死を選んでいる”街?

2008年4月24日 00時28分 | カテゴリー: その他

議員本来の役割とは?

 政策シンクタンク”構想日本”の主催するフォーラムに出席しました。
 テーマは今日の資料では「地方議会のあり方について」ということでしたが、HPでは「地方議会は必要か」という刺激的な題材でした。
 
 今回で129回目となるフォーラム(シンポジウムとの違いがよくわかりませんが)で、いつもは100名程度の出席者なのに、今回は140人以上の出席があったそうで、関心の深さにも驚きました。

 パネリストの方々も、市議会議員から市長になった方、官僚出身で当時最年少市長だった方、合併によって議員定数が減った中で当選しつつも助役(当時)を任命された方、大学教授、主催団体の若手研究員ということでお話も面白く、会場からもさまざまな質問も出て、あっという間に2時間以上が過ぎていきました。

 今日のタイトルの”緩慢な死を選んでいるのが民意なのでは”とまでおっしゃった方は、首長(市長)としてなんとか街を変えていこうと様々な提案をしても”全会一致でなくては”ということで何も変わらない議会。その議員を選んでいるのは街の人であることを考えると、ということでした。”根回しを一切しない”ことでの条例提案には、”議会軽視””説明不足”ということで必ず毎回”否決”されたものがあったそうです。

 今の議会のあり方を変えようとしても制度上さまざまな制約があるのは事実ですが、たとえば議員たち自らがもっとしっかり勉強することでかなりの改革はできる、というお話も多くの方からも出されました。議員の本来の仕事は「議員提案」です。でも、現実には議員自らの身分に関しての以外の議員提出議案が出され、それが可決されることは本当に稀です。ですから小金井市の地下水保全に関する議員提出議案を提案し、最終的にはそれを通すことができた生活者ネットの働きは本当に素晴らしかったと思います。

 今の選挙制度は「単記式」で、これは1人1票ということです。とするならば投票する時点で、自分の暮らすまち全体への視点はなくなるでしょう。誰を選ぶかというときに、直接的に自分(と地域に)利益をもたらしそうな人を選ぶ、ということになりそうです。立候補者全体を見渡して、この人とこの人なら”将来にわたって”まちづくりに期待が出来る、という風に選べればよいと思います。(誰が何人選べるか、については難しいところですが)
 
 諸外国と比較して、日本は議員の数は多くはないものの、支払われている報酬などは異常なまでに多額です。議員を名誉職とするか専門職とするかについては意見の分かれるところです。生活者ネットとしては報酬は少なくても議員の数を増やしていろいろな意見を持つ人が議会に行ったほうがよい、とするいわば”名誉職”という捉え方ですが、それは今の日本の状況からするとなかなか理解されにくいところだと実感しています。

 議員報酬や政務調査費、費用弁償(わかりにくい)の額とあり方については23区でもとても意見が分かれています。”社会通念上”といっても、地域性や時代で変わってきます。
 そんな中、少しでも透明性を高めようと会議を重ねている豊島区議会での”議会改革検討会”の議論の結果が区民の”知る権利を保障する”ものとなることを望みながら進めています。