多摩川の源流っていったいどこ?

2008年8月20日 23時43分 | カテゴリー: 環境を守る/よくする

 多摩川って一体どこから来ているのでしょう?
最初の1滴を見に、東京ネットのメンバーとバスを仕立てて山梨県まで行ってきました。

 東京都水道局の管理する森林(山)は、いろいろなアプローチがあります。奥多摩湖周辺の「小河内ゾーン 見晴らしの丘」山梨県塩山市柳沢峠周辺の「柳沢峠ゾーン ブナの道」と私たちが行った塩山市笠取山周辺「水干ゾーン 源流のみち」があります。そこを42年間水道局の職員だった林学の専門家、多摩源流の専門家の堀越氏に案内されて堪能してきました。

 2枚目の写真がその「水干」です。この奥に、たれったれっ、と水が落ちてきました。この1滴は見られないこともあるそうですが、幸いにも前日の大雨によってどこかにたまっていたのでしょう、貴重な水滴を見ることができました。

 3枚目の写真が、その手前のものすごく急な崖を降りていったところにある水道(1滴が山の中を通っているうちに量が増えているところ)です。緑の葉っぱで蛇口を作ってくださいました。さすが水道局。この水は本当においしかったです。水温は常時11度くらいとのことで、暑い中で生き返るようなミネラルたっぷりのすばらしい水でした。今回は特別に(水道料金はなしに)水筒などに汲んで持ち帰ることができました。
 
 そもそもここの山は、100年以上前に焼き畑農業の影響でほとんど裸になってしまったそうです。雨が降るとすぐに洪水になることなどに問題意識を感じた当時の東京市議会議員や学識経験者たちが視察に行き(馬などで)、そのあとすぐにたくさんの木が植えられたそうです。それが1901年のこと。それから107年が経過しているわけですが、しっかりと管理されているこの山はどんどん森林環境が良くなっていて、飲める水が出る場所が40年前の1箇所から3箇所にまで増えているそうです。

 ところどころ露出しているところがありましたが、御影石でできているこの山、もし木を植えていなかったら、今頃はすべて風化してしまって、なくなっていたかもしれません。そうであったら多摩川の長さも短くなっているでしょうし、水質もどうなっていたことやら。

 木のこと、花のこと、鳥のことなどのお話を聞きながらのトレッキングでした。森林は日々成長していることを実感できた今回のツアーには大変満足をしたところであります。(詳細の報告はまた別の形で)