がんのことをもっとよく知って、もっと語ろう

2010年2月12日 22時42分 | カテゴリー: 健康

東大病院中川恵一医師の講演会

 管理職研修の「がん基本講演会」に出席しました。

 講師は、著作も多数、テレビや雑誌などにもたびたび登場される中川恵一東大医学部放射線科准教授、緩和ケア診療部部長でした。事前に読んだ「がんのひみつ」でも感じましたが、じかにお話を聞くと、がんに対しての自分の無知さを再認識しました。(以前まことしやかに言われていた、動物性のお焦げを食べてもがんにはならない、とは知っていましたが)

 「日本では2人に1人ががんになり、3人に1人はがんで死ぬ」「がんは生活習慣病のひとつ」「早期発見にはがん検診しかない」「痛みは取った方が長生きできる」「欧米では放射線治療が一般的なのに、日本ではいまだに手術が主流」「健康診断のありかたを考え直すべき(若い女性にレントゲンはほとんど意味がない?)」「がんの治療法は50年前とそうは変わっていない」などなど、まさに”目からうろこ”のお話が多く、とても刺激的で勉強になりました。もっとも”長生きするからがんにもなる”、とも言えるのでしょうが。

 女性特有のがん検診の受診率が、アメリカ約9割、ヨーロッパ8割に比べて、日本では約2割、東京では1割、そして豊島区では、何と5分にしか満たないこと、これをなんとかしなくてはいけないことは、これまで私のニュースなどでもたびたび取り上げてきました。
 
 9日に豊島区で発表された来年度予算では、区長が「がん対策条例」制定を打ち出しました。安全・安心のまちを世界的にも認証してもらおうとする政策の一環でしょうが、健康は何にも増して重要です。
 
 ”ぴんぴんころり”で何の準備もなくこの世を去るよりは、きちんと自分の人生の仕上げをできる がん は、意外と悪くないのかもしれません。
 
 きちんと正確な情報を発信しつつ、多くの人たちが健康長寿で暮らせるように私も力を尽くしたいと思いました。