ホームレス、ゼロの社会をめざして

2010年4月2日 10時00分 | カテゴリー: 活動報告

 昨日、NPO法人「世界の医療団」の事務所が池袋にオープンする人のことでお誘いをいただきまして、伺いました。
 この団体は、正式名称は「MEDICIN DU MOND」(最初のEの上にフランス語のアクセント記号がつきます)(略称MDM)といい、フランスで30年前に設立され、名前の通り、医療者が中心になって世界中でさまざまなボランティア活動をしている団体です。

 日本では設立15年になるそうですが、池袋でホームレス支援をしている「てのはし」という団体と連携して、生きづらい人たちの支えになろう、と拠点をおくことになりました。

 代表は、最近新聞やテレビでも取り上げられるようになりました精神科医のドクターで、彼曰く「路上生活をしている人だけでなく、身寄りがなく独居している高齢者もある意味ではホームレス。広い意味でのホームレスをゼロにすることが目標」とおっしゃっていました。路上生活をしている人の中に、障がいを持つ人の割合が高いことは、彼の調査でも明らかですが、その障がい故に、家族からも社会からも突き離され、どうすればよいのかの判断がつかず、やむなく路上にいるしかない、という方も多いとお聞きしています。

 また、”家族にはなれないけれど、当事者の方たちが、どうすれば自立できるのか、その支えになりたい”ともおっしゃておられたことが大変印象的でした。

 路上から保護した人が、一旦は施設などで暮らしても、どうしても一人ではうまく生活していかれないために、また路上へ戻ってくることも多いそうです。路上では、自然とある種の助けあいがあり、その中でそれぞれが成り立っていることにも注目しておられました。

 これから暖かくなってきますが、冬の間は路上生活は生命の危険とも隣合わせです。救える命をみすみすなくしてしまうことのないように、いろいろな方策を考えていきたいと思っています。

 写真は、拠点となる事務所。デザイナーズマンションだそうで、とてもおしゃれで素敵です。ウォークインクローゼットがとても広い。