釧路市こども遊学館

2011年3月29日 10時56分 | カテゴリー: まちづくり

外はとても寒い
外はとても寒い
 釧路まで視察に行ってきました。

 釧路市こども遊学館は、公設民営の子どものための施設です。
 公設民営の施設は、どこにでもありますが、ここの画期的なところは、準備段階から関わってきた市民による検討会((仮称)子ども遊学館をつくり、育てる会)が、基本設計の検討から管理運営計画、建築計画に関しても検討を行い、結果としてNPO法人(子ども遊学館市民ステージ)となり、自ら運営を担っている点です。 

 ハードの面は、同じく市から委託を受けた財団が行っており、所管する市の教育委員会と、財団(市民文化振興財団)とNPOこども遊学館市民ステージが「コンソーシアム」というかたちで運営をしています。コンソーシアムとは、いわゆる「連携」とか「協働」という意味でしょう。

 ここの施設には、財団とNPOの職員さんは合わせて21人ですが、そのほかに180人を超えるボランティアの方たちが登録しており、さまざまな事業が支えられているとのことでした。
 この日は、親子で、イスを作るという企画を見学しましたが、教えてくれる学芸員さんのほかに、驚くほど多数のボランティアさんが、子どもたちに懇切丁寧にのこぎりの使い方などを指導していらっしゃいました。

 プラネタリウムもあり、施設独自のプログラムも開発しているとのこと、私たちも見学してきました。
 これらの施設は有料(小中学生100円など)ですが、1階には、広い砂場があり、これは無料で利用できます。

 屋内の砂場というものに、非常に驚きましたが、釧路の冬は外遊びが不可能なほど寒いので、全天候型の施設への要望が大変強いとのことでした。

 運営を担っているNPO(元は検討会)の方たちは、母親サークルの人であったり、幼稚園保育園学校の先生、読み聞かせの方、障がいを持つ子どもの関係者などなど、さまざまな分野で活動をしている方たちだそうですが、皆、この施設を利用する子どもに近い人であることは間違いありません。(子どももメンバーに入っていたどうかは聞きそびれました)

 豊島区でも「みらい館大明」は閉校になった小学校の管理運営をNPO法人が貸し教室事業と独自の企画を行っており、釧路のこども遊学館と似た例といえると感じました。豊島区のこの施設は、近い将来、生涯学習センターとして生まれ変わる予定になっており、その場合の運営方法を考えるのに、今回の視察はおおいに参考になるだろうとの印象を受けました。