原発と放射能についての講演会

2011年6月4日 11時53分 | カテゴリー: 環境を守る/よくする

 学習院で開かれたジャーナリストの天笠啓祐さんの講演会を聞いてきました。

 ウランが核分裂を起こすのは1000分の1秒に一回なので、それを常にコントロールしなくてはならない原発は本当に綱渡りの技術が必要ということなどをわかりやすくお話されました。

 原発事故のあと、各自治体で独自に放射線量の測定を求める声が非常に増えていますが、天笠氏のお話によると、これまで原発事故が起こることなど全く予測していなかったため、たいていの自治体で測定できるのは、放射性ヨウ素とセシウムだけであること。原発事故がおきれば、数百種類の放射線が出る。それらを計測できる機器はどうしても必要です。特に、半減期が非常に長く健康に問題を起こすストロンチウムやプルトニウムについて測定できる機械を持っているのは、東電くらいではないかとおっしゃっていました。計測した結果をきちんと公開していくことが何よりも大事だと思います。

 また基準にしても、体外被曝の累積量だけであって、一番の問題の体内被曝は無視されていることだとのお言葉には、本当にそのとおりだと改めて実感しました。
 「ただちに健康に影響がない」と言われますが、それは「急性放射線被爆」のことだけであり、何年もしてから影響がでてくる「晩発性被爆」のことには触れられていない。体の中から、ずっとじわじわと影響を及ぼす量については基準がないこと、量と健康被害には明確な比例関係にあることなどをお話されました。

 放射線汚染が年々過小評価されていることも非常に大きな問題であること、国際基準と国による基準に大きな差があることなど今後もしっかり監視していかなければならないことを改めて心に響きました。

 (この話はまだ続きます)